前回取り上げた『池上彰のマネーはどうなる』収録の、池上氏と齋藤ジン氏との対談に於ける、ジン氏の「トランプ政権を支えているのはMAGA派とテック右派」という意味の発言が印象に残った。
その後たまたま、テック右派の代表的な論客とされる人物の著作が目に入ってきた.。それが本作だ。
米テック右派の思想とは何ぞや。
期待して購入したが・・・内容は取っ散らかり気味。論旨はぼやけ気味。
著者は思想家を名乗るだけあって学識はありげ。それゆえ文章が時折衒学的になる。さらに本音とジョークを混ぜこぜにしたりと、終始修辞的。
まあ、おそらく言いたいのは以下のような内容だ。
- 旧来の大がかりな国家統治システムはもはや時代に合わず
- 米国の誇る最新IT技術を使えば政府は大幅に簡素化・ごく少人数化できる。
- その小さな政府にて、トップダウン・少数精鋭で物事を強力かつスピーディに進めよ
- 中国との正面衝突は避け、国際社会の一員となるよう外から働きかけよ
- その上で米国の覇権は極大化せよ
意外だったのはトランプを一応肯定しているが、そこまで好意的でもない点。
著者が否定する旧来の国家システム等を破壊しうるブルドーザーとしては便利、といった評価だろうか。
(500文字! それにしても文字でかっ。行間もたっぷり。薄めの新書本1冊分のコンテンツを水増ししてソフトカバー単行本に仕立てた感がある。なお、著者は短期間日本で働いた経験があるそうで、中途半端に日本の知識あり。ゆえに日本に関する言及もあるが・・・ちょっと的外れが目立つ気がw)









