500字でまとめよ!

最近読んだ本を500文字以内にざっくり、バッサリまとめてみました。

2017-01-01から1年間の記事一覧

川上 徹也 著 『売れないものを売る方法? そんなものがほんとにあるなら教えてください!』(SBクリエイティブ株式会社 2017年 12月15日 初版第1刷発行)【書評】

物を売る仕事をしているならば、書店でこの本のタイトルを見かけて気にならない人はいないだろう。 かく言う私もその一人。勤務先でネットショップの運営を担当しているのだが、以前のように売れない。悩む。本の表紙のタイトルだけで、つい買ってしまった。…

中原 圭介 著 『中原さん、経済オンチの私に日本の未来を教えてください』(SBクリエイティブ株式会社 2017年 11月28日 第一刷発行)【書評】

年末といえば中原圭介である。 歴史学の視点を武器に、未来予測を語る。そして見通しが良く当たるとされ、人気を博してきた人物だ。 昨年、一昨年と立て続けに、東洋経済社より『経済はこう動く』シリーズを出版しており、今年も楽しみにしていたのだが、昨…

鈴木 貴博 著 『仕事消滅 - AIの時代を生き抜くために - 』(講談社プラスアルファ新書 2017年 8月17日 第一刷発行)【書評】

最近流行の「AIであなたの仕事がなくなる」系の本。東大工学部~ボスコンの経歴を持つ著者が、AIと社会の未来を予想する。 まず自動運転実現により2025年前後に大量のドライバーが失業すると予見。ディープラーニングでブレークスルーを果たしたAIの進化はと…

角井 亮一 著 『物流大崩壊』(宝島社新書 2017年 11月24日 第一刷発行)【書評】

著者は、紹介欄によれば「国内最大の通販専門物流会社の代表であり、物流コンサルも行っている」人物とのこと。 その立場を活かしたのだろう、アマゾンや楽天などの大手ネット通販と連携し、ヤマト・佐川・日本郵便で発送された荷物を追跡するアプリ「ウケト…

滝田洋一 著 『今そこにあるバブル』(日本経済新聞社 2017年 8月8日 初刷)【書評】

お札が空に舞うカバーデザインが印象的。書出しが情景ルポ風なので油断したが、内容はガッツリ経済分析の本であった。平易な「経済読みもの」ではないのでダマされないように。 東京五輪後の経済の見通し、世界の投資マネーの流れ等、バブルにまつわる各章の…

松岡真宏 山手剛人 著 『宅配がなくなる日 - 同時性解消の社会論 - 』(日本経済新聞社 2017年 6月6日 初刷)【書評】

宅配危機を主題とする本かと思い購入したが、アブソリュート期待外れ。本書のメインテーマは宅配ではなくサブタイトルの「同時性解消」である。 「同時性解消」というのは、「技術進歩により、コミュニケーションが互いの時間を束縛しなくても良くなった」と…