500字でまとめよ!

最近読んだ本を500文字以内にざっくり、バッサリまとめてみました。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

アンデシュ ハンセン 『スマホ脳』(新潮新書 2020年11月20日 発行)

帯の惹句「スティーブ・ジョブスはわが子になぜiPadを触らせなかったのか?」「最新研究が示す恐るべき真実」が目に留まり、つい購入。 内容的には、スウェーデンの著名な精神科医が、スマホが人に与える悪影響を、研究結果を交えながら指摘するものとなって…

岩田 健太郎 『僕が「PCR原理主義」に反対する理由』(新潮社 2020年12月12日 第一刷発行)

本書の内容は、前著の『丁寧に考える新型コロナ』と概ね同じ。 そのため、新型コロナやPCR検査に関する著者見解が目当てなら、どちらか1冊読めばいいいかな。 しかし、本書には独自コンテンツが付け加えられており、それが第一章の『僕の「医者修行」時代』…

細田 昌志 『沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修 評伝』(新潮社 2020年10月30日 発行)

近年、格闘技やプロレス方面で、関係各者への聞き取り取材・綿密な裏取りをおこなった人物評伝がちょっとした流行りになっている(※)。 ただし、本書の主人公は選手ではなく、プロボクシング勃興期のやり手プロモーターであり、後にキックボクシングを世に…

手嶋 龍一 佐藤 優 『菅政権と米中危機』(中公新書ラクレ 2020年12月10日 発行)

副題に『「大中華圏」と『日米豪印同盟』のはざまで」とある通り、米中対立が本書のメインテーマだ。 出版時のタイムリーなネタとして「菅政権」も取り上げているが、全4章のうち菅新政権が主役なのは第1章のみ。他3章はすべて「米国(+同盟国)vs 中国覇…