500字でまとめよ!

最近読んだ本を500文字以内にざっくり、バッサリまとめてみました。

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

尾島 正洋 著 『総会屋とバブル』(文春新書 2019年11月20日 第1刷発行)

失敗した。 いや、この本の内容が悪いということでは全くない。 現在では絶滅危惧種となった「総会屋」。その全盛期の実態、手口、そして彼らと相対する企業側の対応実例、巻き起こされた事件など、総会屋にまつわる歴史をコンパクトにまとめた、珍しい本だ…

許 永中 著 『海峡に立つ』(小学館 2019年9月2日 初版第一刷発行)

単純に面白さだけで評すれば、今年読んだ本でダントツNo1だ! 大阪は中津の生んだ「闇紳士」許永中。 在日コリアンであり、幼いころから不良として鳴らしたケンカ度胸と腕っぷし、機転と人脈を武器に、バブル期のアングラ世界でグイグイのし上がった様が本人…

辻 政信 著 『潜航三千里 完全版』(株式会社毎日ワンズ 2019年8月15日 第一刷発行)

前回記事で取り上げた『ノモンハン 責任なき戦い』でキーパーソンと扱われていた、辻政信の著作。 第二次世界大戦の日本の敗戦後、海外戦線にいた著者が、名を変え、変装し、キケン渦巻くアジアの地を遍歴した様の回想録である。 親本は1950年に発売され、ベ…