500字でまとめよ!

最近読んだ本を500文字以内にざっくり、バッサリまとめてみました。

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

松下 竜一『狼煙を見よ』(河出書房新社 2017年8月30日発行)

かつて三菱重工爆破事件等を起こしたことで知られる過激派「東アジア反日武装戦線」。 その主犯格への取材を通し、事件に至るまでの過程を詳らかにしたのが本書である。 主犯格は北海道出身で、戦前のアイヌに対する強制的な日本同化政策に強い怒りを持つ。 …

中藤 玲 『安いニッポン 「価格」が示す停滞』(日経プレミアシリーズ 2021年3月8日 1刷)

帯に大書きされた「年収1400万円は低所得」に興味を惹かれ購入。 かつて日本の物価高は世界的に有名であったが、今は逆に安い。そのことを示す具体例が本書では列記される。 確かに、日本のデフレ傾向は根強く、世界的に見て、日本の賃金、物価等が相対的に…

古市 憲寿 『絶対に挫折しない日本史』(新潮新書 2020年9月20日 発行)

今はどうか知らないが、大昔、私が学校で学んだ歴史は、個人名と年号がやたらと出てくる教科であった。 つまり歴史=それらの暗記。学校のテストでも、入試でもそれしか問われなかった。 詰め込みの暗記は、必要がなくなるとすぐに薄れていく。 そのため、今…