500字でまとめよ!

最近読んだ本を500文字以内にざっくり、バッサリまとめてみました。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

奥山 真司 『さくっとわかる ビジネス教養 地政学』(新星出版社 2020年6月25日 初版発行)

地政学。 よくわからない学問名だ。 たとえば、大学で「地政学部」なんて、聞いたことない。 しかし、国際情勢を論じた本では「地政学的な見地から」云々などという表現はしばしば目にする。 主に大国の、国益のぶつかり合い、そしてそのための戦略を論じた…

太田 尚樹 『世紀の愚行 日本外交失敗の本質』(講談社文庫 2020年11月13日 第一刷発行)

上記表題の他にも「太平洋戦争・日米開戦前夜」「リットン報告書からハル・ノートへ」という副題がついている。 なぜ日本は、とうてい勝ち目のない米国と開戦するにいたったか? この点がテーマであろうことは表紙を見ただけでわかる。 戦時中日本軍の組織研…

岩田 健太郎 『丁寧に考える新型コロナ』(光文社新書 2020年10月30日 初版第1刷発行)

4月に緊急出版された前作『新型コロナウイルスの真実』に続く新型コロナの解説書。 検査や治療については、前作から更に専門的に掘り下げた内容となっており、とても参考になる。 加えて、マスクについての考え方や、緊急事態宣言にも章を割き、専門家とし…

中原 圭介 『疫病と投資』(ダイヤモンド社 2020年12月1日 第1刷発行)

「年末といえば中原圭介」のジンクスは、今年も生きていた。 それにしても、タイトルが『疫病と投資』。こんなテーマで堂々と本を出せるのは中原圭介しかいなかろう。 巻頭一行目から「私の現在の職業は経済アナリストですが、学生時代には歴史学を専攻しま…