物を売る仕事をしているならば、書店でこの本のタイトルを見かけて気にならない人はいないだろう。
かく言う私もその一人。勤務先でネットショップの運営を担当しているのだが、以前のように売れない。悩む。本の表紙のタイトルだけで、つい買ってしまった。確かにこの本の著者、売るためのキャッチコピーに長けた人のようだ。
内容的には「従来通りでは売れなくなっても、視点を変えてアピールすれば可能性が開けてくる」というアドバイスと、成功実例が多数紹介されている。
成功例といっても、大きなものから、「それは単なる一発芸。あとが続かないだろう」と突っ込みたくなるものまで様々だ。
読んで、ひとつでもヒントが得られればラッキー。そういうタイプの本といえるだろう。
なお、私にとって最も印象深かった箇所は「いずれも良くない商品は論外です」という一文。そうなんだよね。
いろいろと自社商品の弱み・問題を知っている。しかし売らなきゃいけない。それが仕事なんだもん、という人も多かろう。私もそうだ。そういう向きには非対応。
まあ・・そこまで期待しちゃいかんよね。
(459文字。余裕~)