500字でまとめよ!

最近読んだ本を500文字以内にざっくり、バッサリまとめてみました。

倉山 満 『保守とネトウヨの近現代史』(扶桑社新書 2020年10月1日 初版第1刷発行)

無縁の世界を覗くことができる。それは読書の楽しみの一つだ。

 

ネトウヨ・・私からは縁遠く「そういう人たちがいるのだな」という認識しかない。

 

そもそも、もっと大きな括りの「保守」からして、ひまひとつその考え方がわからない。

 

どういう理論体系なのかな?そんな興味から本書を読んでみた次第。

 

 

結論から言うと、おおまかな印象程度は得られたが、とらえどころのなさは変わらず、といったところ。

 

著者いわく「保守」は論理ではなく、情緒で動くとのこと。そりゃ、他者には理解できん。

 

なお、本書のスタンスは、保守やネトウヨ業界の俯瞰ではなく、著者の「最近の保守業界」に対する意見表明だ。

 

門外漢の私にとっては、狭い閉じた世界の喧々諤々、という印象だ。

 

実は、以前「新左翼」方面の元活動家が書いた本を読んだことがある。その時も同様の感想を得た。

 

保守、右翼、左翼・・etc

 

これらの用語は元々「思想」「言論」「イデオロギー」にまつわるものであったが、現代社会にノイジーに氾濫するそれらは、偏愛的趣味・嗜好。いわば「サブカル」の類だ。

 

アニメキャラのコスプレを競い合う人たちと変わらない

 

私には関係ないな。

 

それがわかっただけでも読んだ価値はあった。

 

(500文字! 「近現代史」とか、重々しいタイトルがついているが、実際は週刊誌の記事のようなノリで書かれた本だよ。)