またもや「話し方」本を取り上げる。
やっぱり、私のような口ベタ、話しベタだと、様々な場面で損をする。
そのため、本書の副題「仕事も人生うまくいく」といったキャッチコピーを見せられると、つい購入してしまう。いいカモだ。
さて、本書では、まず第一章で、話し方の骨子となる4原則と、付随テクニック14種が語られる。
読後の感想をズバリ言えば、本書はこの第一章がすべてだ。
本章は簡潔でわかりやすく、役に立つと思う。
ただし、実践編というべき第2章移行は、微妙だ。
(1)依頼
(2)謝罪
(3)抗議
(4)反論
以上の4シーン別に、各種テクニックが語られる。
ただ、たとえば(1)依頼の例題シチュエーションは「生活費が足りないから10万円貸してほしい」と会社の同僚に頼む、というもの。
なんか、昔のコントのような設定だ。
そして「正論で攻める」「戦略的にほめる」「賢く脅す」などの話術が具体的に紹介される。
実践例は、いよいよ「コントのセリフ」の度合いを深めていく。お金を貸してもらうのに、正論も、脅すもないだろうw
読んでいて、クスッと笑ってしまう。
ハウツー&エスプリな路線を狙った本なのだろうか。
面白く読めたから、まあいいけど。
(497文字! 第2章以降は、あまりうのみにしない方が良いかと思う。)