500字でまとめよ!

最近読んだ本を500文字以内にざっくり、バッサリまとめてみました。

樋口 裕一 『頭のいい人の「説明」はたった10秒!』(青春新書 2020年8月25日 第1刷)

またもや「話し方」本を取り上げる。

 

やっぱり、私のような口ベタ、話しベタだと、様々な場面で損をする。

 

そのため、本書の副題「仕事も人生うまくいく」といったキャッチコピーを見せられると、つい購入してしまう。いいカモだ。

 


さて、本書では、まず第一章で、話し方の骨子となる4原則と、付随テクニック14種が語られる。

 

読後の感想をズバリ言えば、本書はこの第一章がすべてだ。

 

本章は簡潔でわかりやすく、役に立つと思う。


ただし、実践編というべき第2章移行は、微妙だ。

 

(1)依頼

(2)謝罪

(3)抗議

(4)反論

 

以上の4シーン別に、各種テクニックが語られる。

 

ただ、たとえば(1)依頼の例題シチュエーションは「生活費が足りないから10万円貸してほしい」と会社の同僚に頼む、というもの。

 

なんか、昔のコントのような設定だ。

 

そして「正論で攻める」「戦略的にほめる」「賢く脅す」などの話術が具体的に紹介される。

 

実践例は、いよいよ「コントのセリフ」の度合いを深めていく。お金を貸してもらうのに、正論も、脅すもないだろうw

 

読んでいて、クスッと笑ってしまう。

 

ハウツー&エスプリな路線を狙った本なのだろうか。

 

面白く読めたから、まあいいけど。


(497文字! 第2章以降は、あまりうのみにしない方が良いかと思う。)