大手広告代理店の博報堂スピーチライターによる、話し方ノウハウ本。
以前取り上げた、同じく博報堂のコピーライター中村圭『説明は速さで決まる』が良かったので、書店棚で隣に並べられていた本書も後日購入。
同じ博報堂でも(?)上達法は全く違う。
『速さで決まる』が方法論だとすれば、本書はトレーニング系だ。
悩める新人ビジネスマンが主役のストーリー仕立てで、5ステップの速成トレーニングが紹介される。
たとえば、第1ステップの最初の課題が「30秒で、図形の名前を、10個声に出して言う」。
そして、ステップが進むにつれて、課題がどんどん複雑になってくる。
う~ん、なんかめんどくさいなあ・・というのが、正直な私の感想。
前述の『速さで決まる』はメソッドなので、即効性があった。すぐできる。そして効果も感じられた(←個人の感想です)。
仕事等である程度ハイレベルな話し方、説明力・提案力等が要求されるのであれば本書が有効かもしれない。
しかし、そこまで困ってなければ『速さで決まる』で十分かなあ(←個人の感想です)。
ただ、ステップ・バイ・ステップなトレーニング好きなら、本書はピッタリはまるかもしれない。
(487文字! それにしても会話力系の本て多いよね。それだけ私のような口ベタ・話ベタ系人間が多いってことだろうけど。)