悲観することはない。
世界は一歩一歩前進している。
先進国と途上国の格差は縮まり、着実に貧困は減少しつつある。
人類の敵である、災厄も、少しづつ克服している。
正確な「データ」によって、物事を捉えれば、我々人類の進歩は明らかだ。
世にあふれる報道は悲劇性や問題性を強調するが、その「印象」に振り回されてはいけない。
本書では、上記の主張に貫かれている
内容的には、リベラル系に好まれる主張といえようか。
詳細なデータをもとに語られる内容は、とても説得力がある。
共感する部分も多々ある。
ただ、主題を変えつつ、同じ主張がひたすら繰り返されるきらいがあり、次第に見出しを見ただけで、その章のおおよその内容がわかってしまうようになる。
私は、次第に飛ばし読みするようになってしまった。
割と厚めの本だが、しっかり読むのは前半程度で良いかなあ。
語り口は平易で、とっつきやすく、良書ではあるんだけどね。
(385文字! まとめると短くなっちゃうタイプの本だね。)