500字でまとめよ!

最近読んだ本を500文字以内にざっくり、バッサリまとめてみました。

賀曽利 隆 著 『極限の旅 1971-72』 (kindle 2013年5月28日 発行)

初版は1973年という、結構昔の本。

 

Kindle版で復刻され、レコメンドで表示されなければ、知ることもなかったであろう。

 

読了後に調べたのだが、著者の賀曽利隆さんという方は、ハードでディープなバイクツーリング界隈で有名。

「鉄人」「不死身」「強運」との異名を持つとのこと。

 

そんなタフガイの若き日の冒険譚。世界が舞台。面白くないわけがない。

もう、内容が濃すぎ。

読んでいるこっちがしんどくなってくるほど。

 

頼れる相棒のオフロードバイクこそあれど、あとは身一つの極貧旅行。

悪路、道なき道、暑さ、乾き、そして寒さ。

さらには事故や病気など、次から次へと苦難が立ちはだかる。

 

それでも、根性と機転、コミュニケーション力ですべて乗り越え、ひたすら旅を続ける。

さすが強運の鉄人。

 

たとえインターネットで世界がつながり、交通網が発達した現代であっても、普通の人がこの旅をマネしたら、旅路の途中で命をおとすだろうな。

 

生まれついての冒険者が、若き日の情熱と情念を、思いっきり地球に叩きつけたかのような、ヒリヒリするよう極限の旅。

 

ああ、私はゼッタイ行きたくね~w

憧れはするけど。

 

(473文字 読むだけで疲れるので、チビチビ読みすすめた。 なお、著者は後年、温泉巡りツーリングで新境地を開いたそうな。)