完全に実用本位の解説書なので、本来であれば感想を書くようなタイプの本ではない。
しかし、内容がとても気に入ったので、取り上げてみることにした。
私は株が好きなので、当然ながら「会社四季報」の活用指南本の類は、これまでにも読んだことがある。
また、株のハウツー本では、四季報の見方に触れているケースも多い。
そもそもが、記載内容の見方については、四季報巻頭に詳しい説明がある。
とはいえ、指南本や入門書の解説は網羅性に欠けるし、四季報内の解説はやたらとわかりにくい。
そのため、四季報の各項目について、本当に理解したうえで活用できているか・・と聞かれると、自信がなかった。
ハンパ者としての自覚が、本書の購入を促した。
本書の装丁は、いかにも初心者向けな印象。派手な黄色地に、ネコ?のキャラが飛び跳ねている。
最初こそ「何年も株をやっているのに、今更こんな解説書を・・」という恥ずかしさもあったが、読んでみて大正解。
己の理解が中途半端な部分が次々とあらわに。
さらには、ネット上の誰が書いたかわからない「解説」をうのみにして、誤解してしまっている項目もあった。
読んで、スッキリした。
通勤時間を利用して、2回読んでしまった。
(500文字! 所々に挟まるコラムで、四季報オンラインの活用法も紹介されている。これも良かった。)