500字でまとめよ!

最近読んだ本を500文字以内にざっくり、バッサリまとめてみました。

天羽 健介 増田 雅史 編著『NFTの教科書』(朝日新聞出版社 2021年10月30日 第1刷発行)

最近「NFT」なるワードを目にする機会がチラホラ。詳細を知るべく本書を手に取った。

 

ざっと読み、NFTの大体のイメージはつかめた。

 

ブロックチェーンを使った技術であり、NFTを使えばデジタルコンテンツに厳密な所有者データを付与したり、著作権を管理したりすることもできる。また、プラットフォームをまたいでコンテンツを利用できたりするらしい。

 

しかし本書が力説するほどの革新的な技術とも思えない。

 

本書で紹介される実例が、デジタルアートが〇億円相当で売れだの、ネットトレンド現出期にありがちなバブリーな特異例であったり。あるいはマニアックなものであったりと、汎用性が感じられない。

 

たとえば「暗号資産」「メタバース」「eスポーツ」など、一定の存在感を持つが、基本はマニア向けの潮流程度のものではなかろうか。

 

 


なお、あまりにも総花的な本書の内容も、読んでいて興ざめ。

 

NFT用に開発された各種ブロックチェーンの解説、NFTに関する法律・会計上の問題など、発展途上な現段階で興味を持つ人などわずかであろう。

 

本書はデジタルコンテンツ市場やゲーム業界など、NFTに深くかかわる人の為の「教科書」と言えよう。

 

(490文字 私のような一般読者は事例紹介の前半だけ読んで、後は投出すことうけあい。)