500字でまとめよ!

最近読んだ本を500文字以内にざっくり、バッサリまとめてみました。

池上彰 佐藤優 『無敵の読解力』(文春新書 2021年12月20日 第1刷発行)

ご存じ最強コンビの対談本。

 

もはや時事ネタ解説のシリーズ本と化しているので、各「シリーズ本」に付けられたタイトルには、たいして意味はない。

 

5章で構成される本書も、1~3章は時事解説である。

 

第1章は、しばらく前に話題になった 斎藤幸平『人新世の「資本論」』を軸に、SDGsや仕事論

 

第2章は、おなじみ米中対立問題

 

第3章は、中止できなかった東京五輪について

 

といった感じ。いずれもインテリどうしの、気軽な雑談という感じで、サクサク読める。

 

そして第4章がリーダーと愛読書、第5章が日本人論の名著紹介であり、このあたりが一応本書のタイトルと関係するかなあ~といったところ。

 

第4章などは、「最強の読書家コンビ」が、政界リーダーの読書歴を評するという趣向であり、必然的に「こんなやさしい本ばかり読みやがって」「だから中身が薄ぺっらい」といった形で、最近の首相・党首経験者をこき下ろす内容となっている。

 

まあ、週刊誌記事的な意味で、面白くはある。

 

(412文字 肩の凝らない対談エンタメシリーズ。新刊が出るたびに、つい買ってしまう。)