帯の『こういう本は一生に一度は読まなきゃ! ビートたけし氏絶賛!』という大げさな煽り文句を見て、なんとなく手に取った。
パラパラ中身を見ると、コミュニケーション論の専門家と、その教え子の現役アナウンサーによる共著のようだ。
そのため、いわゆる話し方のハウツー本かと思い購入。
しかし、実際読んでみると、「話し方」をテーマとしたライトエッセイといった印象だ。
もちろん、ハウツー的な要素も含まれてはいるが、「準備が大事」「アウトプットを意識したインプット」など、この手の本にありがちな一般論が目につく。
安住氏が、プロのアナウンサーとして経験を積む際のエピソードは、知らない世界ゆえ、それなりに興味は持てたが・・
あっさりサクサク読めたが、なんだか薄味な本だなあ。
購入後に知ったが、本書の共著者は、TBSのTV番組で共演しており、さらにはビートたけしも出演しているとか。
なんだ、TV番組を通じての一種の企画本だったのか。
番組のファンならともかく、そうでない読者には響かないのも無理はないか。
(438文字。有名タレントが帯文句を寄せている時点で、TV企画本と気付くべきだったなw)