500字でまとめよ!

最近読んだ本を500文字以内にざっくり、バッサリまとめてみました。

喜瀬 雅則 著 『ホークス3軍はなぜ成功したのか』(文春新書 2020年4月30日 初版第1刷発行)

最近時々耳にする、プロ野球球団の「3軍」。

 

現在のところ一部の球団が導入するにとどまっており、その存在は謎めいている。

 

しかし、その中で存在感を示しているのがソフトバンクホークス

 

千賀滉大や甲斐拓也をはじめ、育成契約で獲得した選手を、3軍を通して看板選手にまで育てることに成功している。

 

そのホークス3軍の成功の秘訣を解き明かしたのが本書だ。

 

 

3軍というと「2軍のさらに下」というイメージだが、本書を読むとちょっと違うことがわかる。

 

現時点では本ドラフトにかからないが、将来大化けの可能性がある高校生に目をつけて、高卒段階で早めにゲットするというのが3軍の大きな目的となっている。

 

そのために、3軍を単なる「2軍の下」ではなく、育成契約とワンセットで考え、効率的な上達プログラム、試合の機会、施設、待遇を用意。重要な育成機関と位置付けて力を入れている。

 

つまりは、大学やノンプロに行くよりも、ホークス3軍に行ったほうが、NPBを目指すには得策だと思ってもらえるような工夫をしている。

 

 

うーん。これは他の球団も追随して、対抗するしかないね。

 

今後、プロ野球界では、3軍創設ブームが起こるのではないかナ。

 

(491文字! ただね~、カネのある球団じゃないと、ホークスレベルの3軍はできないかも。野球の坂もカネ次第・・?)