500字でまとめよ!

最近読んだ本を500文字以内にざっくり、バッサリまとめてみました。

小宮 一慶 『人はあなたの何を見ているのか』(エムディエヌコーポレーション 2023年1月1日 初版第1刷発行)

「以前で株式投資関連の著書をブログで取り上げた小宮一慶の新刊だな」。書店で見かけて手に取った。

 

この著者は経済・ビジネス系の本を多作しているが、各作毎にターゲット読者層が明確に設定されている。

 

中をパラパラ眺めると、本書はビジネスエリートを目指す人向けの自己啓発本だ。

 

自分には縁なき分野だな・・そう考えて一度は棚に戻したが、待てよ。

 

己には無関係な分野に触れるのも読書の楽しみ。それらの本を自分は勝手に「異世界物」と呼んでいるが、本書もその視点で読めば面白いのでは?と思いなおし、購入。

 

読んでみると、エリートと、自分の、仕事意識の彼我の差に唖然。

 

各節の見出しも「正しい生き方を学んでいるか」「世界を変える大きな意識があるか」「理想の人生を目指しているか」など、やたら濃い。

 

エリートは仕事ができる→稼げる→出世することを「絶対正義」と疑わないようだ。

 

「株式会社での仕事は、所詮株主に利益を還元するための動作にすぎぬ」と考える自分とはまるで異なる。

 

ただ、根本的な価値観の差異を具体的に知ること自体が面白い。また、それは多様な人々と接する上で役に立つ。処世術としても活かせる。

 

この意味で、十分読む価値はあった。

 

(499文字 自己弁護するわけではないが、ビジネスエリートだけで世の中は回らないのも事実。いろんな人がいて良いではないか。)

 

 

ビジネスエリート、経営者向けの著作が大半だが、こんな本も出している。