500字でまとめよ!

最近読んだ本を500文字以内にざっくり、バッサリまとめてみました。

立川 こしら 著 『その落語家、住所不定 タンスはアマゾン、家のない生き方』 (光文社 2019年1月25日 電子書籍版発行)

Kindleの月替わりセールで見かけて購入。

 

立川こしら」という変わった落語家がいることは知っていたが、本書を読んで、想像以上にエキセントリックな人物であることが判明。

 

まず、家を持たない。いわば、常に旅の途中。

 

そして、所有物は絞りに絞って最小限。

 

全国各地でお座敷のかかる落語家ならではの、思い切ったライフスタイルだ。

 

しかし、単なる「ミニマム主義」ではなく、スマホクラウドをはじめとするウェブサービスを使いこなす。

 

なかでも特異なのは、Amazonのフィルフィメントサービスを自分のために使うところ。

 

なにせ、下着すらも「今自分が身に着けている分」しか所有しないらしい。

 

爆安大ロットでネット販売されている下着を購入し、そのままフィルフィメントに入れておく。

 

あとは都度、自分でネット通販購入し、宿泊先に発送しているそうな(常に新しいものを身に着け、古いものは使い捨て)。

 

「現在のネットサービスを利用するとここまでできる」という、人生をかけたライフハック実験といった感じだ。

 

ここまでのネット社会順応者。当然ながら、ネット空間は発信・活躍の場でもある。

本書は、他に類を見ない、一種の生活経済書といえようか。

 

(498文字! ネットサービスの料金体系変更、あるいはサービス終了が最大の敵といえるかも。)