スマホニュースで紹介記事を見かけ、購入。
タイトルに「自転車に乗る前に」とあるが、自分はロードバイクに乗り始めて既に5年以上。自分なりに効果的な漕ぎ方を漠然と追い求めてはいた。しかし科学的メカニズムにまで深く興味を持つことはなかった。
レース志向者向けには科学的アプローチのトレーニング本が多数出版されている。しかし、ゆる乗り者の自分にとって、そういうのは縁遠いと思っていた。
ことろが本書はレーサー向けではなく、普段乗り・ゆる乗り者向けで、健康づくりに主眼を置いた、効果的な自転車の乗り方・漕ぎ方をデータから追及した内容となっている。
どの程度漕げば、効果的な運動強度になるのか、生理学的な根拠も併せて解説。
また漕ぐ程度の強さが、数値だけでなく、感覚的なキツさでも示されており、参考になった。
なお本書終盤では、蔵内脂肪蓄積によるメタボが、いかに体にダメージを与えるか説明があり「その解消のために自転車がおすすめ」という論が展開される。
メタボ気味の自分にとっては、意外と深刻なメタボのダメージのほうが気になり、怖くなった。
今後も自転車で運動不足解消しよう、その前に、太らないよう気を付けよう。そう強く感じた。
(500文字!ちなみに、著者は自転車には乗らないらしいw )
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